人を動かす講座(カーネギーの原則を、小さな会社の現場で使う)

ゴール:家族スタッフ・お客さん・取引先・家族との毎日のやり取りで、責めずに認め、相手の欲しいものから話し、命令せずに相手が自分から動く頼み方・注意の仕方ができる
捨てること:本の逸話・人名・年号の暗記/原則の言い回しを一字一句覚えること/心理学の細かい理屈/人を思いどおりに操る・ごまかす・おだてて利用するための使い方(この講座では使わない)
卒業課題:2週間、職場で1人(例:家族スタッフのAさん)を選び、原則を3つ決めて使い続ける。終わったら振り返りシートで採点し、次の1手を決める(No.20)。日々の実践ワークは、1日の終わりに3分で書く「振り返りシート」
進み具合

上から順に読みます。★はよく使う度(★★★=毎日使う)。▶が次に読む単元です。

はじめに
区分1 土台:人は理屈より気持ちで動く目標:責めない・認める・相手の欲しいものから話す、の3つを毎日1回ずつできる
この区分の攻め方
どこで使う
すべてのやり取りの前提。朝の声かけから注意・お願いまで
難しさ
やさしい。ただし癖を止めるのに時間がかかる
特徴
後の全部の単元の根っこ/知っていても、つい破ってしまう所/効き目がいちばん早く出る
攻め方
まず「責める一言」を1日1回減らす/認める時は具体的な行動を言葉にする/話す前に「相手は何が欲しいか」を1つ考える
目標
責めたくなった場面で一呼吸おき、認める一言と相手の得から話を始められる
区分2 好かれる人になる目標:初対面でも身内でも、「この人と話すと気分がいい」と思ってもらえる
この区分の攻め方
どこで使う
初対面のお客さん・取引先、毎日顔を合わせるスタッフや家族
難しさ
やさしい〜ふつう。小さな習慣の積み重ね
特徴
技より「本気で関心を持つ」が核/聞くこと・名前・笑顔など、すぐ試せる物が多い/身内ほど手を抜きやすい
攻め方
相手について知りたい事を1つ決めて会う/話す量より聞く量を多くする/名前と前回の話題をメモしておく
目標
会った相手の名前と関心ごとを1つ覚え、次に会った時にそこから話せる
区分3 相手に納得してもらう目標:意見が違う時に、言い負かさずに相手が自分から「そうしよう」と思える形で話せる
この区分の攻め方
どこで使う
意見が食い違う時・提案する時・クレームを受けた時・取引の交渉
難しさ
ふつう〜やや難しい。正しさを手放す怖さがある
特徴
正しいことを言うほど、相手が動かなくなる場面がある/勝ち負けではなく、相手が決める形にする/自分の間違いを認める速さが信頼になる
攻め方
反論したくなったら、まず相手の言い分を最後まで聞く/「はい」と言える所から話を始める/答えを言わず、問いで相手に考えてもらう
目標
意見が違う相手と話して、言い負かさずに一緒に決めた結論に着地できる
区分4 人を育てる・注意する目標:相手の気持ちを傷つけずに注意し、次は自分からやりたくなる形で頼める
この区分の攻め方
どこで使う
スタッフへの注意・指導・仕事の依頼、家族への頼みごと
難しさ
やや難しい。立場が上の側ほど命令口調になりやすい
特徴
注意の仕方ひとつで、相手が辞めるか育つかが分かれる/ほめる・期待する・任せるで人は伸びる/相手の面子(メンツ)を守るのが大前提
攻め方
注意の前に、本当に認めている所を先に言う/「〜して」ではなく「〜するにはどうしたらいいかな」と聞く/小さな進歩をその日のうちに言葉にする
目標
スタッフに注意する場面で、ほめる→気づかせる→問いかける→期待を伝える、を1回通せる
区分5 現場で回す目標:場面に合わせて原則を選び、2週間続けて振り返りで直せる
この区分の攻め方
どこで使う
訪問介護・スタジオ・コンテンツ事業・家庭の、実際の毎日
難しさ
ふつう。ここまでの組み合わせ
特徴
相手によって効く原則が違う/1回より、続けることで関係が変わる/振り返りが次の一言を変える
攻め方
相手を1人に決めて、原則を3つに絞る/1日の終わりに振り返りシートを3分で書く/うまくいかない時は区分1に戻る
目標
卒業課題として、2週間・1人・原則3つを続け、振り返りシートで採点して次の1手を決める

進み具合はこの端末のブラウザにだけ保存されます。更新:2026-11-01